12月17~18日 天候:吹雪
メンバー:S.Y.O.K.S 5名
23日 当初の山行予定では鳳凰三山縦走であったが、中央道韮崎ICを降りて調べた天気概況では、鳳凰三山の気温を-10℃で風速21mを予測している。これに降雪を加えれば、冬山テント泊り初めての3人は、身動きがとれないだろうしパーティー全員が危険である。しかたなく行き先を八ヶ岳に変更する。
予想される降雪に対し、車と登山の安全を考えると除雪確実の渋ノ湯から東天狗以外に場所はない。昨年も同じように鳳凰三山を計画したが、道路の通行止めのため、黒百合平から東天狗とニュウに変更した。これで2年連続、鳳凰三山には行かせないという疫病神でもついているのか???
8時過ぎに渋ノ湯到着、ここでも駐車のことで気分を害する。いつものこと……疫病神は我々から離れないのか???
やっと下界を離れ、雪がちらつく中を黒百合平に向け出発。しっかりしたトレースを約3時間でテント場に到着してテントを設営。風が強まり雪が舞っているが、明日の方が天気が悪くなることがわかっているので、東天狗岳目指して出発。
中山峠を過ぎると風も強くなるが、まだトレースは残っている。アイゼン初めてのメンバーもいるのでゆっくりと確実に登る。視界は約20mで風は強いが、装備をきっちり身につけていればそんなに寒くもない。ただ、氷などが顔に当たると痛い。
1時間強で吹雪の東天狗岳山頂に到着。記念の写真を撮り、約30秒(メンバーの計測)で山頂を退散。下りは所々トレースが消えているが登りの約半分の時間で中山峠に到着。夕食まで時間があるためテントの中で四方山話に時間を費やする。
24日 寝る順番を決めるジャンケンで1番となった私は、テントの端っことなり、いつものとおりテントの壁側が寒くて寝られなかった。5時の起床を予定していたが、眠れないので4時30分に起こしてやった。すると皆んな眠れなかったのかすぐに起き上がった。聞くと暑くて眠れなかったらしい。「サウナ状態で暑くて眠れなかった」とのこと。4人用のテントに5人寝たからか?それでもウラヤマシイ!
テント本体と内張がくっつき、バリバリに凍ったテントを無理矢理たたみ、ザックに縛り付けて下山開始。昨夜からの雪でトレースは消えている。早速、胸まで沈んでしまう。細い橋を踏み外したみたいだ。そうかと思うと雪に隠れた岩で滑ったりつまずいたりで、なかなか歩が進まない。それでも登りよりも早く、約2時間15分で駐車場に着いた。昨年はよい天気で、1時間余りで下山できたことを考えると、天候を甘く見ることはできない。駐車場でも雪はタイヤ半分くらいまで積もっていた。初めてのメンバーも、よい体験ができたと思うし、今後も冬の山を存分に楽しんでもらいたい。次はどこへ行こう???
あと、温かいお風呂に温かい昼食を摂って、山行の余韻を楽しんだことは言うまでもない。
レポート:kamemaro
0 件のコメント:
コメントを投稿