2022年12月30日金曜日

八ヶ岳 東天狗岳

12月17~18日 天候:吹雪

メンバー:S.Y.O.K.S 5名

23日 当初の山行予定では鳳凰三山縦走であったが、中央道韮崎ICを降りて調べた天気概況では、鳳凰三山の気温を-10℃で風速21mを予測している。これに降雪を加えれば、冬山テント泊り初めての3人は、身動きがとれないだろうしパーティー全員が危険である。しかたなく行き先を八ヶ岳に変更する。

予想される降雪に対し、車と登山の安全を考えると除雪確実の渋ノ湯から東天狗以外に場所はない。昨年も同じように鳳凰三山を計画したが、道路の通行止めのため、黒百合平から東天狗とニュウに変更した。これで2年連続、鳳凰三山には行かせないという疫病神でもついているのか???

8時過ぎに渋ノ湯到着、ここでも駐車のことで気分を害する。いつものこと……疫病神は我々から離れないのか???

やっと下界を離れ、雪がちらつく中を黒百合平に向け出発。しっかりしたトレースを約3時間でテント場に到着してテントを設営。風が強まり雪が舞っているが、明日の方が天気が悪くなることがわかっているので、東天狗岳目指して出発。

中山峠を過ぎると風も強くなるが、まだトレースは残っている。アイゼン初めてのメンバーもいるのでゆっくりと確実に登る。視界は約20mで風は強いが、装備をきっちり身につけていればそんなに寒くもない。ただ、氷などが顔に当たると痛い。

1時間強で吹雪の東天狗岳山頂に到着。記念の写真を撮り、約30秒(メンバーの計測)で山頂を退散。下りは所々トレースが消えているが登りの約半分の時間で中山峠に到着。夕食まで時間があるためテントの中で四方山話に時間を費やする。

24日 寝る順番を決めるジャンケンで1番となった私は、テントの端っことなり、いつものとおりテントの壁側が寒くて寝られなかった。5時の起床を予定していたが、眠れないので4時30分に起こしてやった。すると皆んな眠れなかったのかすぐに起き上がった。聞くと暑くて眠れなかったらしい。「サウナ状態で暑くて眠れなかった」とのこと。4人用のテントに5人寝たからか?それでもウラヤマシイ!

テント本体と内張がくっつき、バリバリに凍ったテントを無理矢理たたみ、ザックに縛り付けて下山開始。昨夜からの雪でトレースは消えている。早速、胸まで沈んでしまう。細い橋を踏み外したみたいだ。そうかと思うと雪に隠れた岩で滑ったりつまずいたりで、なかなか歩が進まない。それでも登りよりも早く、約2時間15分で駐車場に着いた。昨年はよい天気で、1時間余りで下山できたことを考えると、天候を甘く見ることはできない。駐車場でも雪はタイヤ半分くらいまで積もっていた。初めてのメンバーも、よい体験ができたと思うし、今後も冬の山を存分に楽しんでもらいたい。次はどこへ行こう???

あと、温かいお風呂に温かい昼食を摂って、山行の余韻を楽しんだことは言うまでもない。

レポート:kamemaro




 

八ヶ岳 裏同心ルンゼ

 21月10日(土)

メンバー:Y・K・O







12月に入り寒さが続いたので、シーズン始めの慣らしに早速出かける。
鉱泉のアイスキャンディーはまだまだで、裏同心ルンゼの氷結も少し心配になるが、雪のほとんどないルンゼを詰めると、F1からほぼ凍っていた。雪がないため正味の高さがあり、期待が膨らむ。
F1に先行が2パーティーいるので、どちらのパーティーも登らないところにルートを取り登る。後続の2人も、結構早く登ってくる。F2は緩く長く、F3は傾斜がきついが7~8mくらい。先行にビレー点を取られて仕方なくロープぎりぎりまで伸ばして、大きな岩で確保。
F4は、傾斜も緩く短いので難なくクリア。しかし、確保点は、またもや大きな岩。
F5は、先行パーティ-が左右にとりついているので「シメシメ!」とイチビッて真ん中の難しいルートを登る。登ってから、あとの二人登れるかな?と心配になる。しかしロープは50mいっぱい伸びているし、今さら下降もできない。何とか引っ張り上げるが、時間がかかってしまった。すでに先行2パーテイーの姿は見えない。後からのパーティーにも追いつかれてしまった。
これを越えると大同心の左基部にある空滝に突き当たり。氷はないので、あとは大同心の基部を大同心稜向けてに登るだけ…しかしこの登りはいつ来てもシンドイ!皆んな心身共に疲れているようだが、力を振り絞って尾根上に登る。
時間も早いので、腰を下ろして至福のひとときを過ごす。正面には、中央アルプスから北アルプスの大展望が広っている。今、登ってきたルンゼは、足下に深く切れ込んでいる。
背後には横岳の西壁が連なり、1月に登った小同心を眺めてKさん曰く。「あそこを登るより、あそこまでのトラバースがホントに怖かったと!」。「最初に怖い思いをしておくと、後は楽になるよ!」「怖さをわかってからがホントの登山の始まり!!ですよ。」と伝える。
今後、メンバーとどんな登山ができるか楽しみです。  記.photo:  kamemaro


北ア 上高地~槍ヶ岳~双六池~ワサビ平

23年 8月4日(金)~6日(日) メンバー:S.F  S.N  T.S  E.M  K.M  M.H  S.Y 4日 平湯からうまく1台のタクシーで上高地入りする。まだ観光客が出ていない時間なのでよく空いていて、気持ちが良い。木洩れ日の中、槍ヶ岳目指して出発。         ...