21月10日(土)
メンバー:Y・K・O
12月に入り寒さが続いたので、シーズン始めの慣らしに早速出かける。
鉱泉のアイスキャンディーはまだまだで、裏同心ルンゼの氷結も少し心配になるが、雪のほとんどないルンゼを詰めると、F1からほぼ凍っていた。雪がないため正味の高さがあり、期待が膨らむ。
F1に先行が2パーティーいるので、どちらのパーティーも登らないところにルートを取り登る。後続の2人も、結構早く登ってくる。F2は緩く長く、F3は傾斜がきついが7~8mくらい。先行にビレー点を取られて仕方なくロープぎりぎりまで伸ばして、大きな岩で確保。
F4は、傾斜も緩く短いので難なくクリア。しかし、確保点は、またもや大きな岩。
F5は、先行パーティ-が左右にとりついているので「シメシメ!」とイチビッて真ん中の難しいルートを登る。登ってから、あとの二人登れるかな?と心配になる。しかしロープは50mいっぱい伸びているし、今さら下降もできない。何とか引っ張り上げるが、時間がかかってしまった。すでに先行2パーテイーの姿は見えない。後からのパーティーにも追いつかれてしまった。
これを越えると大同心の左基部にある空滝に突き当たり。氷はないので、あとは大同心の基部を大同心稜向けてに登るだけ…しかしこの登りはいつ来てもシンドイ!皆んな心身共に疲れているようだが、力を振り絞って尾根上に登る。
時間も早いので、腰を下ろして至福のひとときを過ごす。正面には、中央アルプスから北アルプスの大展望が広っている。今、登ってきたルンゼは、足下に深く切れ込んでいる。
背後には横岳の西壁が連なり、1月に登った小同心を眺めてKさん曰く。「あそこを登るより、あそこまでのトラバースがホントに怖かったと!」。「最初に怖い思いをしておくと、後は楽になるよ!」「怖さをわかってからがホントの登山の始まり!!ですよ。」と伝える。
今後、メンバーとどんな登山ができるか楽しみです。 記.photo: kamemaro
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