琵琶湖が光って見える
尾根で見つけた一つの根から5本の幹が出ている木
ガスに反射して太陽が大きく見える
メンバー:TK・SY・AS・SO
滋賀県から入ると高時川の最奥にあり、雪の季節にはとてもじゃないが近づくこともできない。そこで何年か前、福井県側から登ろうとスキーで登ったが、手倉山までも行くことができなかった。それでは歩いてはどうか?とワカンを履いて登ってみたが、これも途中で追い返された。その当時は、ホントに雪が多かった。
さらに一度、雪のない季節に高時川の支流(針川)を詰めて登ろうとしたが、面白くない沢に飽き飽きしたのと、ひどいブッシュに阻まれ、これまた断念!という縁のない山であった。しかし、登れないと、どうしても登りたいという気持ちになる。
今年、冬の天候が安定しないので、雪も少なくある程度の高さまでは楽に登れるのでは…と出かける。
登山口には、1台の車と1本のスキー跡がある。だれも来ていないのでは?と期待したが無理なようだ。
最初は、地肌の見える山肌を登っていくが、しばらくするとどんどん雪が増えてくる。不安定な天候のおかげで、新雪がいくらかあるがその下はよく締まった雪で、ワカンでも登りよい。手倉山まで来ると全くの冬世界…楽しくなってくる。尾根の左側は切れて雪庇が張り出している。チョットした雪山?気分だ。
いくつか小さなピークを越えて、湖北の山から奥美濃に続く主稜線に出ると、琵琶湖が光って見え、上谷山も指呼の範囲に見える。少し下って登り返すと、だだっ広い上谷山の山頂に着いた。4度目の正直ではあるが、地図でおおよそのことは予想はしていたので、そんなに感激はない。先行者が下山のためスキーを調整しているところであった。一瞬「スキーがあれば…」と気持ちが揺れるが、「今日はこれで十分!」と、みんなと登頂を喜び合う。
天気があまり良くないが、雪を被った金草山や冠山がすごく大きく見える。残念ながら能郷白山や荒島岳は見えなかった。
下りは同ルートを走るように下る。途中、干からびたナメコを少し収穫した。良く乾燥しているが腐りはしていない。「これ食べたらうまいで!」と、いくら説明してもS嬢は信じない。後日、「食べたか?」と聞くと「捨てました。」と。「勿体ない。私は全部食べたで!」と言うとビックリしていた。「乾燥ナメコ、ああ、うまかった!」
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