2月26日(土) メンバー:9名
鈴鹿は、登山者の出発時間が年々早くなり、京都から出かけたのではほとんどの駐車場が満車になり路肩におかなければならない。路側帯の白線から少しでも出ていると駐車違反を取られる。冬場はスカイラインが通行止めとなり、路駐もままならない。
そこで、ゴンドラの駐車場を利用することにする。ここなら有料であるが満車になることはまずない。ゴンドラの始発が9時なので、京都を7時に出発すれば十分に間に合う。それに10時頃までに山頂に着けば、素晴らしい樹氷も見ることができるかも…。
9時前に駐車場に着くが、ゴンドラにはもう行列ができている。1両に1,2人と言う箱もあるのでゆったり行けるかと思ったら9人一緒に詰め込まれた。「密」だ!
9時30分過ぎに山頂に着くと、見渡す限り樹氷、樹氷!それに雪が多い。初めての会員なんかは、キャーキャー…うるさいのなんの…。でも早く登れてよかった。もう1時間も経てば樹氷が水分を帯びて、白い色がくすんでくる。まずは写真撮影を終え、御在所岳の山頂を往復する。雪が多くて木の枝が道を覆う夏道は、通行できない。何回も来ているが、こんなこと初めて…。
とりあえず山頂を踏んで、今日の目的であるアイゼンを装着した歩行をするために中道に入る。雪が多すぎて通常の道に入るまで、深い雪をトラバースする。降雪があってから登り下りする人が少なかったのか、結構なラッセルがある。
傾斜が急になるとトレースも明瞭になり快適に下れるが、チェーンアイゼンを履いたメンバーは大変だ。アイゼンがダンゴになり全く用をなさない。スリップに注意しながら下山する。8合目の岩の上でゆっくりと昼食を摂り、キレット目指して急傾斜を下る。
目の前キレット、中道最大の岩場、難所?とかあるが、ホールドもしっかり大きく、おまけに鎖も設置されているため怖がるメンバーもなく、みんな快適に「難所」をこなす。
キレットを越えると雪も徐々に少なくなり、水分を含んでくる。ダンゴのチェーンアイゼンも雪がくっつくことなく歩けるようになるが、今度は柔らかい雪上では、短い爪で体重を支えることができずに滑る。チェーンアイゼンで参加したメンバーには申し訳なかったが、チェーンアイゼンは、雪の少ない林道などの凍った所ではその威力を発揮するが、やはり「登山用のアイゼンではない。」ことを、メンバー全員が理解できたと思う。
予定より早く下山を終え、折角「湯の山温泉」に来たのだからと、温泉に浸かって冷えた身体を温めて、帰京することにする。
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