先週に引き続き、ゆるゆる沢歩きに行く。目的は、前鬼ブルーを見るため……。
ゆっくりと京都を出発したが、早めに駐車場に着く。先着パーティーが準備中である。車が3台止まっているから、すでに先行者しているパーティーもいるようだ。
黒沢吊り橋のたもとから黒沢を下り、前鬼川に合流する。大きな岩の転がる中を進むと、水量の多いこの先一番の滝が現れる。滝つぼを泳いで(以前は広い川原が広がっていた)対岸へ渡らなければ滝の全容は見えない。
滝の右側の簡単な岩場を登り滝上へ出ると、赤茶けたナメの河床が広がる。大きな滝はないが、前鬼ブルーの淵がきれいに輝く。中程まで来ると右岸の斜面から大量の地下水が流れ落ちている。この石灰岩の山脈の中には大きな地下水路や鍾乳洞があるようだ。前鬼川はここから下流はこの地下水が混じるため冷たく、上流は幾分温かくなる。
相変わらず大きな岩の間を上手くすり抜けて上流へ進むが、1個所右岸をトラバースする個所がある。そんなに難しくはないが、大きな木が倒れかかっており、ホールドが見えにくい。念のためアンザイレンして通過する
前鬼宿坊から裏行場に続く道が右岸から合流する。下山はここから宿坊、駐車場へ続く道を地蔵峠まで登り下山するが、もう少し先まで進む。
谷が左へ急カーブするところに深い淵がある。前鬼ブルーが見事なところである。時間が早いため水面に太陽の光が当たらずブルーが見えない。太陽が当たるまで泳いだりしながらしばらく待つ。
光が当たり出すと、水中にある浸食された石灰岩の模様が前鬼ブルーの水面に、何かの間違いかと思うくらい鮮やかに、きれいに揺れている(何回か来ているが、こんなの初めて!)
宿坊に続く分岐まで戻り、裏の行場(3~40m位の滝が3個所ある)へ行こうかと思ったが、以前に行った時から悪い足場や鎖場はそのままだろうと、敬遠する(次回はもう少し早く出発して、久しぶりに行ってみたい)。
前鬼宿坊(素泊まりのみ)は以前よりよく整備された宿舎となっており、テント場も明るく広い(ヒルが出るので天候に注意!!)。あとは舗装された林道を1時間弱で駐車場まで戻る。
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