2月5日(日)
メンバー:L.AK他多数
寒い雪の山ばかり行っているので、温かい伊勢にある姫越山の例会は嬉しかったし、この日が来るのを楽しみに待っていた。
2台の車に分乗して伊勢道を南下、走るにつれて植生が変化してくるのがわかる。温かいところに来たのだ
駐車場に車を止め、潮の匂いが漂う集落を抜けて登山道に入る。急登であるが良く乾いていて、木々の合間から見える海を眺めると、ふるさとの山のような陰気くささはなく、気持ちも明るくなる。なによりもホンワカと温かいのが嬉しい。
急登を終えると緩い上り下りが続く尾根道となり、朝日を浴びた太平洋がまぶしい。「あの水平線の向こうの方に、ハワイやチリがあるのか……。」何でもない当たり前のことだが、何ともウキウキする。
最高峰の姫越山を超えて、急な斜面の下りの途中で追い抜いてきた人が、連盟の仲間であった。「エェッ!!なんでこんなマイナーなところで???…」お互いにビックリ。一日歩いても数人しか出会わない山である。それも京都からはるか離れたところにある…。
でも不思議ではない。京都の仲間には変に、変な場所でよく出会う。活動範囲が広いのか活発な会員が多いのか?それにしても嬉しい。
浜辺にある砂州で閉ざされた芦浜湖の砂浜で昼食を摂る。黒い熊野石で埋め尽くされた海岸に椰子の実が一つ打ち上げられていた。「歌にある、椰子の実一つ」は、嘘ではなかったんかと、また謎が一つ解けるとともに、遠い異国に思いをはせる機会を得た。
下山途中、海の綺麗な景色と塩風を吸おうと遠回りをして近畿自然歩道を行くが、周囲の木が大きくなりすぎたのか、ほとんど見晴らしがきかなくガッカリした。20年余り前に作られた頃は、木が小さくて展望も良かったのだろうが、その後全く手入れがされてないようである。自然歩道と言われるものは、どこでも同じような状態にある。作るときには金を出すが後は○○○である。少し手入れをすればよい観光資源となるものを。美味しい魚を食べるところがなかったことと共に、残念であった。
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