2024年4月21日日曜日

北ア 上高地~槍ヶ岳~双六池~ワサビ平

23年 8月4日(金)~6日(日) メンバー:S.F  S.N  T.S  E.M  K.M  M.H  S.Y

4日 平湯からうまく1台のタクシーで上高地入りする。まだ観光客が出ていない時間なのでよく空いていて、気持ちが良い。木洩れ日の中、槍ヶ岳目指して出発。

         
            木洩れ日の上高地を行く

横尾まではいつ来ても、何回歩いてもシンドイ、イヤな道である。涸沢への道を分けるが、涸沢へ行く登山客の方がはるかに多い。

ここからは、槍沢沿いの道になるが一向に高度は上がらない。槍沢ロッジ手前まで来て、やっと登山道らしくなる。取りあえず行動食を摂り、長い槍沢の登りにかかる。

太陽が容赦なく照りつける。暑くてペースは、自ずと落ちる。元気のよい韓国のパーティーにどんどん追い抜かれる。3000m級の山がない韓国の登山者にとっては、槍穗高はあこがれの山域らしい。我々も頑張るが足がついていかない。休憩の回数も増える。ここは、まっすぐ登れる残雪期の方が登りやすい。

みんなヘトヘトになる頃、やっと宿泊予定の殺生テント場に着く。槍が正面にに見える快適なキャンプ地である。以前、9月末に来たときは場所を探すのに苦労をしたので心配していたが、テントの数が少ないのに拍子抜けした。

5日 今日も良い天気で槍ヶ岳がキレイに見えている。いよいよメンバー待望の槍に登頂する日だ。槍沢を登っても「芸」がないので、東鎌尾根からアプローチする。

尾根に上がると燕から大天井、東鎌尾根、槍、北鎌尾根と天上沢を囲む尾根が荒々しく見え、天上沢の向こうには、針ノ木から白馬岳に続く山々がの展望が素晴らしい。参加者から歓声があがる。

槍の肩に着くと、いよいよ槍の穂先への登りが始まる。カラビナをクサリに掛けて、クサリをしっかりつかんで、両手を一度に離さないで、バランスを取る。クサリに頼って力まかせに登ってはダメetc!と、注意喚起してから登り始める。山頂直下のハシゴを登ると待望の山頂。みんな心配していたが無事、登頂(みんなそこそこ登るやんか。これなら下りもロープ無しでだいじょうぶや!)、と一安心。
                 鎖場の通過

          槍ヶ岳山頂


  山頂直下のハシゴ

無事槍ヶ岳の登頂を終え今日のテント場、双六池目指して出発 。山荘の横から急な西鎌尾根を約400m下る。

千丈沢乗越で中崎尾根への分岐を過ぎると、アップダウンが続くものの随分緩やかになり、双六から縦走してきたパーティーにも出会うようになった。先ほど登ってきた槍ヶ岳が、随分高くに見える。

正面には赤茶け荒々しい硫黄尾根が、特異な姿を現している。尾根を東(右)に西(左)にと巻きながわら進むと、ようやく樅沢岳のピークにたどり着いた。ここから双六テント場まではもう少し、しかし西から怪しい雲が接近している。

急いで、テント場に到着しテントを張り終えるか否かというタイミングで雷を伴い、激しい雨が降り出した。女性のみんなは、双六小屋でティータイムを楽しみに行き、なかなか帰ってこない。快適な小屋だったらしい。

昨日といい今日といい、絶妙なタイミングで雨が降り出し、濡れることなく行動を終えるとができた。

            


        槍ヶ岳が高くなった       槍ヶ岳が遠くなった  

6日 最終日、今日も晴天で北アの日の出も見られた。みんな満足!
しかし、ワサビ平までの長い、なが~い下りを考えると気がメイッてしまう。でも槍・穗高連峰を絶えず左に見る展望はよい。
          
                  北アの夜明け
ゆる~い登りをのぼり切ると弓折岳。眼下に鏡平の池も見えるが、そこから新穗高までが遠い…諦めてただ歩くのみ。

            
                  弓折岳へ

鏡平の池は、少ない雨のためか汚れている。ゴミも浮いているし、以前より確実に汚い。

ここからが、遠くて、暑苦しく、展望もよくないイヤな道となる。蒲田川沿いの林道が見えても、まだまだ…。
やっとこさでワサビ平に着いた。うまそうな野菜や果物が冷たい水につけてあり食欲をそそるが、イヤ!待て、待て!温泉に着いたらうまいモンが食べられないぞ!と辛抱、辛抱…誰かさんはうまそうにカじっている…。

ここからも長い林道歩きが待っている。途中、岩の隙間から吹き出る冷ややかな微風に救われしながら、やっとのことで新穗高に到着し、長い縦走が終わった。

しかしまた、来年も懲りずに登るわな!
鏡平の池
            
               うまそうな野菜と果物

四国の山 瓶ヶ森と石鎚山


2023年7月15日(土)~16日(日) メンバ- A.S  S.O  S.Y

15日 剣山から三嶺を目指して入山したが、太平洋からこの辺りだけに流れ込む雨雲に阻まれ、雨雲が切れていて比較的天気が良いだろうと思える瓶ヶ森から石鎚山にコースを変更する。

長い悪い道を、決して快適とは言えないドライブで瓶ヶ森登山口に到着する。トライブの途中からひどい雨もやみ、ここでは時々青空も顔を出す。今夜泊まる予定の瓶ヶ森避難小屋へは、30分余りで到着。2階建ての広い小屋である。同宿者は一人、快適な夜を過ごせそうである。

         

               瓶ヶ森から石鎚山

寝る前に笹原の台地を一回りしてくる。瀬戸内海と松山辺りの明かりがキレイに見えた。

16日 朝、まだ薄暗いうちに出発。石鎚山頂付近にはガスがかかっているが、今日一日の天候は問題がない。ひと登りで、陽が昇るのと同時に瓶ヶ森の山頂に着く。瀬戸内から太平洋を望める大パノラマが広がる。剣山はまだ山頂付近に濃いガスがまとわりついているが太陽が高くなれば晴れるだろう。

男山を回り、駐車場に到着。次は石鎚山を目指して土小屋を目指す。特異な形をした子持権現山を回り込み、賑やかな土小屋に到着。

さすがに石鎚の登山口、大勢の人で賑わっており駐車場は満杯。うまく隙間を見つけて駐車、早速を登山開始する。

四国山脈の主稜線に付けられた登山道は歩きやすく、登る人も多い。しばらくは登山道を進み、道が稜線から外れる辺りから左に踏み跡を辿る。不明朗なところや危険な場所もあるが、ルートの読めるパーティーなら問題はない。しかし一ヶ所だけロープがなければ危険な高さ10m余りの岩場がある。今回は笹原のハイキング?を予定していたのでロープを持参しなかった。そのため後続を引き上げるのに怖い思いをした。   

       約10mの岩場 

細くて大きな岩のある、荒々しい稜線を進むと石鎚の最高峰天狗岳に着く。前方の神社のある峰は、あふれるほどの人でごった返している。石鎚でこんなに人が多いのは、初めてのことである。

      早々に山頂を退散し、北壁の際を回り込む登山道を土小屋目指して急ぐ(京への帰り道が遠いので…)。 記者:S.Y             

             

                石鎚最高峰 天狗岳

2024年2月6日火曜日

京の低山 八木城跡(亀岡・南丹市)

本丸までのほぼ中間
              この時期、モチツツジが美しい
             途中にある展望台 ノンビリ休憩??
              登山道は、綺麗に整備されている
              登山道の所々に展望所がある
        登山口にある亀岡市交流会館 メタセコイヤの並木が綺麗
 2023年5月13日

近頃、低山ブームというか、身近な低山に登ることが流行っている。
標高は低くてよいから、山頂で山ごはん作って食べたりヨガをするとか、そんな場所があればよい…という話をよく聞く。
そこで究極の低山として亀岡市と南丹市の境にある内藤如安で知られて八木城跡を紹介する。
標高は330m。2ヶ所の登山口から歩いて、どちらも1時間弱の山である。
登山口の一つである亀岡市交流会館(亀岡市宮前町神前)から登ると、整備された登山道の途中にある展望台から、保津川(桂川)の向こうに牛松山が対峙し、愛宕山から地蔵山を初め、東方向の山々が鈴鹿山脈辺りまで眺めることができる。
道は、ほぼ尾根筋につけられており、春は三つ葉ツツジのピンク色が、秋は山の斜面を埋め尽くす色とりどりの紅葉が楽しめる。
尾根を進むと城跡独特の堀切をいくつか超えて、本丸に近づくにつれて縦堀が確認できるようになり城好きにはたまらない場所である。
山頂(本丸跡)は、尾根が北に少し突き出た場所にあり、平らで広く見晴らしがとてもよい。眼下に八木町(南丹市)の町並みから右に、京都市内に続く盆地の真ん中を保津川が蛇行して流れているのが見える。亀岡から老ノ坂峠を越えて京都市内。峠の左には、唐櫃越え、明智越えが通じる尾根がよく見える。この3ヶ所の道を通って明智光秀の軍勢が本能寺を攻めるたと思うと、地元民としては感無量!戦国時代にタイムスリップしたように感じることができる?山頂に西側を少し下ったところには、展望のよい明智旗立岩がある。
また秋から冬にかけては名物の丹波霧が発生し、この町並みを白一色で覆ってしまう。周りの山々が、まるで海に浮かぶ島のようにみえ、幻想的な風景を醸し出す。晩秋の、よく晴れた日の午前10時頃を目安に登ればこの風景に出会うことができる。
帰路は、元来た道を下山するのがよい。交流会館は、飲食も可能である(月曜定休)。


2024年2月4日日曜日

韓国アイスクライミングツアー  

パンデアイスパーク 雪岳山トワンソン滝 

1月26日~29日(天候:4日間快晴)メンバー S.Y  T.Y  R.Y  T.K

アイスクライミングがうまくなって安全に楽しめるよう、持久力と筋力・登るフォーム、それに度胸を鍛えようと100mの人工氷瀑のある韓国「パンデアイスパーク」と、300mの大滝がある雪岳山へ行く。

26日 関空では、見たこともない大混雑の中を出発。仁川まで迎えに来てくれた友人Sさんの車に乗り、自宅まで行く。夕食は、奥さんが作ってくれた韓国家庭料理のプルコギのごちそうを味わう…うまかった。

明日からの予定を打ち合わせして、早々に寝る。

27日 早朝、3日間我々に付き合ってくれるSさんと合計5人で、100mの人工氷瀑があるパンデアイスパーク(地元が力を入れておられる)に向かう。

パンデは暖冬で氷の発達が遅れていたが、本日が登攀解禁日とあって多くのクライマーで賑わっていた。

早速登り始めるが、韓国コーロン登山学校の講師をしている友人の「Iさん」の指導もあって(彼は韓国語、私は日本語で、お互いに何を言っているのかわからない。Sさんが通訳をしてくれる)、みんな少しは自信がついたようだが疲れてくるとフォームが崩れる。私も30mがうまく登れない。2019年には100mがそんなに苦労せず登れたのに??…年かなぁ…。みんな、日本では長い距離を体験したことがないからよい体験となるだろう。

明日は雪岳山のトワンソン(ポッポ=滝)へ行くので、登山口まで移動する…その間、夕食を食べたか食べなかったか??…忘れた。

28日 宿近くの食堂が7時から開店ということで、豆腐料理の朝食を食べに15分ほど車で走る…等々していたら出発が8時40分になってしまった。随分遅いがトワンソンまで行く。トワンソンは地元でも有名な滝で、展望台まで行く歩道が整備されていた。

歩道を離れて沢筋を徒渉や高巻きを繰り返しながら1時間30分程登ると、下部100m滝が見えてきた。これを登るために過去2回来たが、大雨が降ったり、アプローチが危険で入山できなかっりして、今回初めて到達することができた。

100m滝は、時間も遅いので誰もいないが200mの大滝には、6名ほどが取り付いている。Sさんがトップを行くというのでとりあえず下部滝を登ってみる。100mロープと80mロープの2本で3人がアンザイレン。あとの2人はロープがないのと登攀時間を考えると登るのは無理と判断して、取り付きでフォローする。

トップが到着すると100mロープが10m弱しか残っていない。80mロープで大丈夫かと思ったが、やはり無理で3人目が20mほど登る羽目になってしまった。そのうち上部200mを登ったパーティー5人が下山してきた。100m余りのロープを4本持っている。下部だけでもと思ったのが「甘かった!」

懸垂下降も80mロープでは10mほど足らず、少し登って短いロープを引っ張りに行き、何とか安全な場所まで届かせた。全員が取り付きに揃ったのは14時頃、駐車場に着いたのは16時過ぎになってしまった。…今回の教訓:ロープとギアは十分に持参!

束草(ソッチョ)で夕飯を食べて、ソウルへ帰ったのが23時を回っていた…みんなお疲れ!

29日 ブンカン山(インスボンがある山)へ行く予定をしていたが、昨夜遅かったので「止めとこう!」となり、諦めてSさん宅でノンビリして水原(スオン:「李」という王が造営したお城がある。韓国ドラマ「イサン」参照)の温泉に行き、仁川空港まで送ってもらう…この4日間、Sさんには大変お世話になった。よく日本へ来られるので、北アなどみんなで一緒に登りたい。                                                                                                記.kamemaro

 

                                           パンデアイスパーク
             右から40m100m60m30mの人工氷瀑
                  100mを背に
                約10人が取り付いているのが確認できる
                                       あばら骨付肉の煮込み
               韓国家庭料理のプルコギ(友人宅)
薬膳と野菜の料理
雪岳山の夜明け
            いつ見ても綺麗な山 右のピークの左下コルまでゴンドラがある
                                            トワンソン滝上200m 下100m
                 下部100mを登る友人
              トワンソン滝全景200mの右下部に100mが見える

2023年5月15日月曜日

飛騨 荒城川支流「木地屋谷」沢歩き

5月13日(土) メンバー:SY・SO・AS

 薄ら寒い新緑の木地屋谷は、膝上まで濡れることはなく、この季節にもってこいの沢登りではなく「歩き」のルート??

 例によって3時出発、高速をケチるのはシンドイ…と思いきや今日は土曜日。そんなに急ぐことはなかった…沢も2~3時間程度だし。

 前回は二股から上流だったけれど、今回は下流部の綺麗な部分。横に林道があり何の心配もない気楽な沢歩き。適当な場所から沢に降りる。

 一面にスラブが広がり川幅いっぱいに白い泡を立てた水が流れ落ちている。新緑の薄緑と水の流れが調和し、ホントに美しい。

 技術的に何の問題もない滝をいくつも越えていくと、昨年入渓した見覚えのある場所に着く。時間も早いがここで打ち切る。ここから林道を下るが慣れか、昨年より早く感じた。

 早速「えびすの湯」目指すが、開店にはまだ2時間余りもある。衆議一決、隣にある「十二ヶ岳」に登りに行くことにする。地図ではほとんど上まで林道が続いている。4WD、行ける所まで行け!!と登ると、1200m付近まで登ってしまった。あと100m余り、もうけた!と、ゆっくり新緑の山を楽しむことにする。

 山頂から北アルプスの12山が展望できるところから十二ヶ岳と言うらしいが、今にも雨が降りそうな今日は、展望台からでも焼岳、笠、黒部五郎、北ノ股岳くらいしか見ることができなかった。

 もちろん温泉は「えびすの湯」と、下ってきたら満員御礼!残念! 少し離れた飛騨古川にある「しぶきの湯 遊湯館」で暖まる。

 今回もお土産は、コシアブラと谷の林道脇で採ったコゴミ。天ぷらと酢味噌か辛子マヨネーズ和えで食ったらウマい!!

               谷いっぱいの流れ
スラブが美しい
                新緑と滝の調和
                楽しい沢歩きが続く
             広いナメと新緑の林(魚の影は薄い)
 北アルプス黒部五郎岳方面

2023年5月5日金曜日

大峰奥駆け 葛川トンネル~行仙ノ宿~上葛川

 5月5日(こどもの日)

メンバー:SO・SY・YH・AS

 こどもの日。天気予報にごまかされず、大渋滞にも遭わない、地震にも遭わず(これはあと??)、遠出を敬遠する方が正解と、いうことで出かけた大峰奥駆け。今回は葛川トンネルからの往復…かなりしんどそう(-_-;) 出発が7時と、少し遅かったが「一番の難所(交通の便)」と思われるコースが終わるとなると嬉しい。

 いくつかの上り下りを繰り返し、このコースの難所(シンドイ場所)と思われる地蔵岳へ。ホントにシンドイ…小さなピークがいくつも続く。岩場が続くのは面白いが、上り下りはイヤダ!思いの外時間がかかる。

 地蔵を過ぎて笠捨山の登りにかかる。標高差200mはキツい。山頂から行仙ノ宿までは、ほぼ下りとなるが、やはり上下が多い。巻き道があるようだが、それを使うと奥駆けをサボルことになるのでヤメる。やっと着いた行仙ノ宿は、地元「新宮山彦クラブ」が奥駆道と同様に大切に手入れをされていて、登山者にとっては「オアシス」的な存在だ。

 簡単な行動食を摂り、元来た道を引き返す。笠捨山、ここはやはり巻き道をズルして葛川越えに出る。さらに時間短縮を図るため、葛川の谷に沿って残っている「天誅組」縁の杣道を利用して上葛川の集落に下山する。

 何年か前、葛川を遡行して下った時は、歩きよい道であったが、今は桟道の上流部分は荒れて不明瞭である。しかし、杣道を支える10mを越える手積みの石垣などが、随所にその名残を残している。

 上葛川からは車道を辿り、トンネル手前のバス停「玉置山登山口」付近から1/2.5万図にある道を登り奥駆け道に出るが、登山口の入り口から中腹くらいまでは全く道らしいものがなく不明瞭なため登らない方が良い。高低差約120mを登り、尾根伝いに車を駐車した場所に着く。

               はるか遠くに釈迦ヶ岳
              シャクナゲとツツジの嬌艶
                葛川沿いの杣道
            地蔵岳には、こんな岩場がいくつかある
                  地蔵岳





2023年5月1日月曜日

北ア 西穂岳 独標

3月19日(日曜)
メンバー:SY・SO・TS・AS・TK

 西穗高の独標までは、雪山をリードできるリーダーがいれば初心者も含めたパーティーでも登山が可能な範囲である。少しでも雪山になれるため、「短い積雪期を少しでも有効に利用したい。」と理由を付け出かける。

 新穗高に着いたのは7時半過ぎというのに、ゴンドラ駅には長蛇の列ができている。2便目(9時15分発)、満員のゴンドラに乗り西穗高口駅へ。風はきついが、雲一つない天気にウキウキ!早速、準備を整え出発。観光客が登山指導所がある辺りまでうろうろしている。そして「この道、何処へ行くんですか?」??「早よ戻らな、えらい目に遭うで!!」

 急な登りを終えると西穗高山荘に着く。休む間もなく独標目指して進む。以前来たときは強風とガス、アイスバーンの大雪面に不安を覚え、丸山の先から引き返したが今回は大丈夫だ。アイゼン歩行も当時より安定している。

 独標が近づくにつれ多くの登山者と出会うようになる。
 独標の登り、マア!いろんな人が登ったり、下りたりしている。中でもガイド登山が目立つが、こんなところで何人もを1本のロープにつなぎ、同時に登下降している。ロープは、気休めか?時間短縮か?2人くらいならそれも良かろうが一人スリップすれば、み~んな岳沢。ああ、恐わ!私にはできない。

 登り終えた頃からガス出だして、奥穂や前穂が見え隠れするようになった。あまり良い天気なので上昇気流が冷やされて雲が発生する…夕方になればなくなるが…。おかげで幻想的な写真が撮れた。
 あんまりノンビリ登ったため、ゴンドラ最終便に間に合うか心配になり、下りは少々急がされた。(下りのゴンドラは空いていた。)

前穂と明神岳Ⅰ~Ⅴ
             ガスの晴れ間に雪面が光る
独標の登り(ロープを固定しておく)
                 独標の下り
              前回は、先の大斜面で引き返した
                快晴の西穗高稜線

北ア 上高地~槍ヶ岳~双六池~ワサビ平

23年 8月4日(金)~6日(日) メンバー:S.F  S.N  T.S  E.M  K.M  M.H  S.Y 4日 平湯からうまく1台のタクシーで上高地入りする。まだ観光客が出ていない時間なのでよく空いていて、気持ちが良い。木洩れ日の中、槍ヶ岳目指して出発。         ...