1月15日(日曜日) メンバー:TY・TK・AS・SO・SY
大峰主稜から少し外れた場所に「伯母谷覗」はある。なぜこんな所に行場があるのか?と以前から興味があった。ちょうど「岳人」908号にその案内が掲載されており、氷シーズンまでの暇つぶし?に行ってみることにした。
上多古谷の支流上谷林道を進み、上谷集落?入り口にある神社前から歩き出す。杉林の中を登ると大峰主稜の阿弥陀ヶ森から吉野川まで伸びる尾根上の上谷分岐に出て、柏木道と合流する。
忠実に尾根を登るが、地型図にある尾根を上を辿る道と、巻き道が分かれる辺りから積雪が多くなってくる。
巻き道は雪が多いと時間がかかると思われるので尾根を進む。これがくせ者で、地図上の尾根道は、シャクナゲや雑木が道を塞ぎほとんど廃道状態。うまくルートファインディングしなければ行き詰まってしまう。それでも見晴らしが良く、自然が良く保たれており植生も豊かで登山らしい登りができた。おかげで少々時間を食った。
目的の伯母谷覗は、腹ばいになって(山上ヶ岳の西の覗きと同じ)50m近い岩壁の上からワサビ谷を見下ろすもので、視界を遮るものがない。雲海の上に大普賢岳がひときわ高く聳えて、「深山大峰」そのものが目の前に広がる。ここで行(ギョウ)がなされていたとしても、不思議ではない。
展望をゆっくりと堪能した後、尾根道は諦め、巻き道を下る。傾斜の強い部分で上谷の源流を横切ってからは、雪の急斜面が続くトラバースとなり、アイゼンを着けて慎重に下る。急な雪面は、ストックでは心許ない…。(暖冬といえども油断なく!)
尾根からの踏み跡と合流すれば危険な場所はないが、なんと下りの長いことか?まだか、まだか?と、いつも行く台湾料理の唐揚げが食いたいetc…で、気を紛らわしながら薄暗くなった登山口に降り立つ。
振り返れば綺麗なピークが見える
伯母谷覗
腹這いでのぞき見る
小普賢・日本岳
気持ちの良い尾根
左から日本岳、小普賢、大普賢岳
ガスの樹林帯
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